愛犬たちが増えると、とても賑やかで楽しいことがいっぱいです。
多頭飼いを始めて4年になりますが「この子には、こんな一面があったんだなぁ〜」と新しい発見をして、愛犬と一緒にいるとほっこりと癒されます。
1匹の時とは違う行動や表情が見れて、飼い主として幸せです。
ですが、そんな幸せいっぱいの多頭飼いですが、大変なこともあります(;^ω^)
今回の記事では、私が実際に体験した経験を元に多頭飼いについて紹介して行きますので「犬を増やしたい!」「犬同士仲良くしてほしい」など、悩みがある方は是非参考して下さいね♪
犬の多頭飼いを始めるときの注意点
多頭飼いをしようと考えた時「どんな事に注意して、多頭飼いをしたらいいのかな?」と考える飼い主さんは多いでしょう。
私も実際に新しく犬を迎える時「何か、注意することはあるのかな?」と、とても悩みました(;^ω^)
その結果「大きく分けて3つ、多頭飼いをする時に注意しなければいけない!」と、気づいたのです。
★注意点
- 性格の相性
- 性別の組み合わせ
- 体のサイズ
では、下で注意点を1つずつ詳しくみて行きましょう♪
犬の多頭飼いでは【性格の相性】に注意!?


2頭ともおっとりとした性格ワンちゃんは、喧嘩が起きにくいとされています。
しかし自己主張の苦手な子や気の弱い子は見えないところでストレスを溜めていることがあるので注意が必要です(;^ω^)

遊びが好きなワンちゃん同士だと、にぎやかで楽しい組み合わせです。
ただし、活発な子たちの制御が大変になることがあります。
いたずらをしたり、追いかけっこでケガをしたりすることもあるようです(;^ω^)
ですので、始めからいるワンちゃんが賑やかな性格の場合は、多頭飼いをする前に家具の配置や、騒音トラブルに発展しない様に周りの住環境を確認する事をオススメします。

この組み合わせは、比較的トラブルが起きにくいとされています。
しかし、やんちゃな子がおっとりの子を「あ~そ~ぼ~」と言わんばかりに追いかけまわしたりすることがあります(;^ω^)
この場合、おっとりの子がストレスが溜まることがあるので始めの間は目を離さない様に見守ってあげて下さいね♪

少しずつ、様子を見ながら慣らしていくことで改善されることがあります。
しかし愛犬がストレスを溜めてしまうのであれば、ケージや部屋を別にするなどの対策が必要です。
犬を多頭飼いする時は【性別】を考慮しよう

競争が起きにくく、最も飼いやすい組み合わせと言われています。
しかし、子犬を望まないのであれば何らかの対策をしていかなければいけません。
ですので、その場合はかかりつけの獣医さんに相談してください。
ちなみに我が家のチワワは、男の子と女の子の組み合わせです。
相性も良いので「多頭飼いにして良かったな♪」と、日々感じています(^^)

同性同士なので、たまにトラブルが出ると言われています。
ですが、男の子同士の組み合わせに比べて、穏やかな傾向にあります。
そのため、比較的飼いやすいとされている組み合わせです。

年齢差がなく活発な子がいる場合、順位付けやテリトリーの問題などからトラブルが起こりやすいと言われています。
ですが、高齢で性格が落ち着いている場合やおっとりしている子であれば、うまくいくこともあるようです。
今いる愛犬の年齢や性格を見て、次の子を迎えるタイミングを選んでみて下さいね♪
犬を多頭飼いする時は【体のサイズ】もチェック!

運動量や歩幅に差が少ないので、怪我などのトラブルが起きにくいとされています。
このことから、一緒に散歩の行ったりすることも可能です。

体格に差がある場合、大きい子が小さい子を怪我させてしまう事があります。
「大きい子にとっては遊びのつもりが、小さい子にとっては危ない行動だった」と、なることもあり得ますので注意が必要です。
また運動量や歩幅も違いますので、散歩をする時は1頭ずつ考慮しなければいけません。
犬を多頭飼いした時のエピソード

★我が家のワンコたち
- 秋田犬(16歳)♀
- チワワ(4歳)♂
- チワワ(2歳)♀
我が家の先住犬のチワワは、オスで犬嫌いな子です。
そして、新米犬のチワワは、やんちゃなメスです。
最初は、4歳の男の子が新米のチワワにトラブルを与えて大変でした。
ですが、トラブル続きだったチワワ達も今では、穏やかに過ごしています。
始めて新米犬が来た時は、女の子のチワワ(新米犬)をケージに入れて、男の子のチワワ(後住犬)が散歩に行った間にケージから出したり、男の子の機嫌がいいときに数分ケージから出したりを繰り返しました。
そうしながら何日もかけて少しずつ慣らしていった結果、今でもたまにトラブルはありますが先住犬も新米犬を家族と認めてくれて、問題になる態度はとりません。
それどころか新米犬に「そこで寝たいから、あっち行け!」と布団をとられて、意地悪されても怒らずに、仕方なく新米犬に譲ったりしています(笑)
この方法をとった理由は、家族で新米犬を連れて帰るときにブリーダーさんに相談して「最初はケージ越しから」と言われたからです。
このようにブリーダーさんやペットショップの店員さんから、多頭飼いをする時のアドバイスが貰える事があるので、心配がある時はその場で相談するのがオススメです。
犬の多頭飼いをするときのコツ

「多頭飼いをしている人は、どうやって上手に飼っているのかな?」と疑問に思うことがあります。
実際、皆さん上手にしつけていて愛犬もストレスもなさそうで楽しそうにしています。
多頭飼いに慣れたと言われればそうかもしれませんが、多頭飼いする上でコツはあるのでしょうか?
結論から言いますと、多頭飼いをする時のコツはあります!
では多頭飼いのコツについて詳しく紹介していきますので、参考にして下さいね♪
飼い主が1番であることを教える
1匹の場合でも、多頭飼いの場合でも、愛犬の中でリーダーは飼い主さんに間違いありません。
常に飼い主さんがリードしていくのが、最もシンプルで有効な多頭飼いをする時にオススメしたいコツです。
ただし愛犬同士が喧嘩を始めても、リーダーである飼い主さんが安易に止めることしないほうがいいです。
なぜなら犬同士の喧嘩は、上下関係を確定するための大切なコミュニケーションだからです。
怪我をしない程度の喧嘩は、そって見守ってあげましょう。

ケージを別々にする
多頭飼いのをする時に、1つの大きなケージにみんなを入れることがありますが、ケージは人で言うと自分の部屋になります。
みんなが同じ部屋にいると、落ち着いて寝たり休憩する場所がなくなってしまいます。
そう考えると、各愛犬に付き各1部屋用意してあげるのが理想です。
また、ケージだけではなく犬用のベッドも各愛犬に1つずつ準備してあげましょう。
そうすると、愛犬も落ち着く場所ができて安心することができるようになります。

先住犬を優先する
多頭飼いをする際に、歳の差で新入りの子を迎えることがあります。
我が家の場合も、先住犬は2歳で新入りさんは3か月と歳の差で迎えました。
歳の差があれば、家族はだいたい新入りの子犬を可愛がって、先住犬がつい後回しになることが多くなります。
そうなると、今まで独り占めしていた家族の愛情を新入りさんにとられた気持ちになり、先住犬がストレスを貯めて新入りさんにちょっかいを出す事がありますので、愛犬同士が仲良くなるために先住犬を優先すると良いですよ♪



犬を多頭飼いする時の相性とは?

多頭飼いをしようと思うキッカケは、飼い主さんによっていろいろです。
我が家の場合は「先住犬が、お留守番の時に寂しくないように」と思ったのがキッカケです。
ですが、いざ「多頭飼いを始めよう!」と決めた時に気になるのは、やはり【相性】ですよね。
そんな【相性】は、事前にわからないのでしょうか?
結論を言うと、残念ながら確実な相性は飼ってみなければわかりません(;^ω^)
しかし、実際に飼う前に数回会わせることで、先住犬との相性を確かめることは可能です。
ですので、可能であれば先住犬と新米犬を事前に顔を会わせることが理想とされています。
もしも、見ず知らずの犬が急に家族の輪に入ってきて、ちやほやされていたら先住犬も寂しさやヤキモチから新米犬に意地悪したり、ストレスを溜めたりすることがあります。
人で例えると、まるで赤ちゃん返りの様ですね♪
また先住犬が受け入れるか受け入れないか、数回会わせることによって慣れてくることもありますので、専門家の方やブリーダーさん立会いのもと、先住犬と会わせることがオススメです。
私の兄弟家族はトイプードルのオスで5歳になる子を飼っています。
性格は、怖がりで内気な性格の子です。
その、トイプードルと我が家のチワワ達は小さい時から交流があり、最低1週間に1回は会っています。
ひと月の内、10日以上も交流があるのですが、今でも仲良くなる気配がありません(;^ω^)
喧嘩はしませんが、3匹がみんな遠くに離れてしまったり「チワワの男の子がいつもプードルの子を追いかけて、プードルが逃げる」の繰り返しです。
一緒に住むようになれば違う結果になるのかもしれませんが、このままの状態ならプードルの子がストレスになる可能性が高いので「この組み合わせの交流は、時間をかけても難しい」という結論になります。
このように、犬同士を事前に会わせることによって相性がわかることがありますので、可能であれば事前に数回会わせてあげるのがオススメです♪

犬のオス同士の多頭飼いは難しいって本当?

多頭飼いの相性で、気になる項目の1つに性別があります。
「男の子と女の子」「男の子同士」「女の子同士」の組み合わせがありますが、その中でも男の子同士の多頭飼いは難しいともっぱらの噂です。
ではなぜ難しいと言われているのでしょうか?
それは、女の子と比べて男の子は特に縄張り意識が高くなり「リーダーになりたい」「自分のほうが優位だ」と言う気持ちが強く出るからです。
そして、年齢が近ければ縄張り意識が非常に高くなるので、男の子同士の多頭飼いは難しいと言われています。
では、男の子同士を多頭飼いする時は、どうすればいいのでしょうか?
応えは、飼い主さんがリーダーであることを認めさせることです。
飼い主さんをリーダーと認めさせることで、愛犬がリーダーを決める順位付けをする可能性が低くなると考えられます。
そのためには先住犬のしつけをしっかり行い、新米犬にもルールを教えられるように準備をしておきましょう。
また飼い主さんがリーダーとして、犬の社会に則り1匹1匹に平等に愛情を注いでいくことも大切です。

犬の多頭飼いをするとき部屋はどうするの?
愛犬にとって「部屋の環境をどうするのが1番良いのか?」気になりませんか?
結論から言いますと、室内犬でも愛犬1匹に対して1つのケージ(又はサークル)を準備する必要があります。
その理由は私たち人間も同じですが、プライベートの空間がある方が気持ちにゆとりが出来るからです。
ですので、プライベートな時間を愛犬に与えるために、ケージやサークルでプライベートルームを作ってあげましょう♪
【横に連結】犬の相性が悪くない時にオススメ!
このケージは場所はとりますが、完全に個別にすることが可能で1つ1つを離して部屋自体を別にすることができます。
どうしても【相性が合わない】【トラブルが多すぎて、部屋を分けなければいけない】などの時に便利です。
また愛犬同士が近くにいないと落ち着かない子も、このタイプのケージなら隣の様子を見る事が出来るので、孤独感が少ないのもメリットです。
そして、ある程度の大きさがあればふとんやおもちゃを入れてお留守番させることも可能なケージになっています。
しかし大きすぎると愛犬が落ち着かないこともありますので愛犬の性格なども考えて購入しましょう。
【縦に連結】スペースを削減したい方は必見!
こちらはケージにスペースを取られて、部屋が狭くなるのを良しとしない飼い主さんに便利です。
また、犬同士横にいることで落ち着かないという子にも、上や下にいることで気になることが少なくなります。
ただし「地震対策や切り離しが可能かどうか?」などは購入するものによっても違ってきます。
気になことがある場合は、購入前にショップ店員さんに相談をしてから購入するのがオススメです。
【サークル】犬同士が仲良しな時にオススメ
愛犬たちの相性が良く、一緒に入れても問題ない場合に便利です。
また2匹を離して、ケージに入れると寂しがってしまう愛犬にもすごく便利です。
もしもサークルを使う場合は、個別の布団を準備してあげるとプライベート時間も確保できます。
しかし、広いスペースが必要となることが多いので、部屋のスペースを確認してから購入するのがオススメです。
このように、様々な種類の物が販売されています。
我が家では横に連結できるケージを使っています。
ケージの中にお水と布団を置いて愛犬同士が寝る時は布団、気になるときにはお互いが様子を見れるようにしています。


犬の多頭飼いを始めるとお留守番はもう寂しくない?

「お留守番の時に、愛犬が寂しく感じないように多頭飼いを始めました!」
よく聞く理由です。
ちなみに私もその中の1人です。
では、多頭飼いを始めたら愛犬たちは本当に寂しくないのでしょうか?
答えは【寂しい】です。
多頭飼いをしても飼い主さん=リーダーと離れることは愛犬たちにとって不安で寂しいことです。
例えば、私たち人間もそうです。
子供にお留守番をさせたら年齢にもよりますが、親が近くにいなければ兄弟がいても一人っ子でも寂しいですよね(;^ω^)
確かに【寂しさを紛らわす】ことはできますが、【寂しくない】と言うわけではありません。
実際、私が仕事から帰ると嬉しすぎて2匹とも大変な興奮状態です。
しかし、仕事に行く時間になるとすごく寂しそうに私を見ています。
私の妹の帰りが遅くなるとストレスから粗相をしてしまう事がありますし、たとえ帰ってきても構ってほしくてわざと粗相をしたりします。
つまり、愛犬たちの行動を見ていて感じるのですが、多頭飼いで【寂しさを紛らわす】ことはできますが、【寂しくない】わけではありません。
飼い主さんの仕事の都合もありますが、帰った時は一緒に遊んであげたり、散歩に出かけたりと愛犬との時間を少しでも良いので作ってあげて下さい♪
それだけで、愛犬は幸せな気持ちになりますよ(^^)



多頭飼いを始めてから犬同士が仲良くなるまで

多頭飼いを始める時「愛犬同士、仲良くなってくれるかな?」と、心配になりますよね(;^ω^)
また、多頭飼いを始めたけど「全然、仲良くならない」など飼い主さんは不安に思うことがあります。
私も、多頭飼いを始めたばかりの時は不安でした。
先住犬が犬嫌いな子なので「大丈夫かな?」と、心配していました。
では仲良くなるまでにどうしたらいいのでしょうか?
それは飼い主さんが先住犬を優先してあげることです。
飼い主さんが先住犬と上手に接してあげることで、先住犬も受け入れ態勢ができて仲良くなっていきます。
人間の子供も同じで、下の子が生まれて下の子ばかりに構っていると上の子はヤキモチを焼いて、下の子にちょっかいを出したり、赤ちゃん返りをすることがありますよね?
愛犬たちの場合も同じで、新米犬が赤ちゃんだからと新米犬にばかり構っていると、先住犬はヤキモチをやいて新米犬にちょっかいを出す事があります。
そこで飼い主さんが先住犬を怒ると、もっとちょっかいがエスカレートしてトラブルに発展したり、ストレスから問題行動を起こしたり、体調不良になったりすることがあるのです(;^ω^)
愛犬たちが仲良くならないのは性格の不一致や相性もありますが、1番多いのは先住犬のヤキモチから仲良くならないことが原因の場合が多いです。
このことから、飼い主さんが先住犬を優先してあげることで解決することがあります。
また、犬同士が一緒に散歩に行き始めたら仲良くなったということもあります。
一緒に散歩に行くことにより、リーダーの飼い主さんを中心に群れで移動するような感覚から、自然に家族として受け入れることがあるようです。
しかし、先住犬が新米犬を受け入れるまでには個体差があります。
1週間の子もいれば、1年という子もいます。
時間が必要な子もいるので、飼い主さんが焦らず先住犬が自然に受け入れてくれるのを気長に待ってあげてくださいね♪

犬を多頭飼いするときの費用はどのくらいかかる?

「多頭飼いの人って、月にどのくらいの費用が必要なの?」
お金の話ばっかりしたくはないけど、気になりますよね。
個人的な見解ですが、一覧表にしてみました。
小型 | 中型 | 大型 | |
食事 | 5千 | 1万 | 2万 |
トイレ | 2千 | 6千 | 6千 |
風呂 | 4千 | 6千 | 8千 |
病院 | 2千 | 3千 | 4千 |
合計 | 1万3千 | 2万5千 | 3万8千 |
こちらは、おおよその1か月の支出の表です。
ドッグフード・おやつは与えるものによってかなり差がでてきます。(この表ではプレミアムドッグフードで計算しています)
ペットシーツは、小型犬はレギュラーサイズで、中型犬・大型犬はワイドサイズで1日3枚使う計算です。
シャンプー・トリミング(風呂と表記)は、カットの内容などによって違います。
トイプードルやマルチーズなどのように、カットが必要な犬種からスムースチワワなどのようにシャンプーのみでも料金が違います。
またトリマーさんの料金設定でも違いが出てくるので、お住まいの地域で情報収集をすることがおススメです。
医療費は持病のある子や、高齢になると病院に行くことが多くなり、増える傾向にあります。
また、病気の予防にかかる費用は地域によって違い、フィラリアの予防薬は1年間お薬を飲む地域もあれば半年の地域もあり、時期によって医療費も変わるので注意が必要です。
そして、この他にティッシュや犬専用の消臭スプレーや専用のタオルなど、細々とした費用が必要となります。
因みに、一般社団法人ペットフード協会が発表した「平成28年 全国犬猫飼育実態調査」では犬1頭あたりの生涯必要経費は1,209,862円です。
こちらを目安に多頭飼いを検討してみるのもいいですね。



まとめ


結論から言うと、ポチたまの言う通りです!
ですが、オス同士でもいい関係が築いていける愛犬たちもいます。
我が家のチワワたちは、今では大きなトラブルはありませんが、最初はある程度のトラブルはありました。
しかし、先住犬を優先にしていくと少しずつトラブルが収まっていきました。
ですので、今はなにをするのも先住犬が優先です。
しかし新米犬もわがままなので、自分の寝たい場所をとられると「あっち行け!」とアピールをします。
それでも退いてくれない場合は、諦めて先住犬がちょっと水を飲みに行ったりしている間に場所取りをしたり、新米犬の【「あっち行け!」アピール】に対して、仕方なく先住犬が譲ったりすることもあります。

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