お散歩の途中や公園、ドッグランなどでよく見かける犬の多頭飼い。
我が家では、4歳と2歳のチワワと秋田犬が1頭の多頭飼いです。
犬を飼い始めると「もう1匹欲しいな」と思う人は多いですよね。
私もその中の1人ですが「多頭飼いって大変じゃない?」「メリットってあるの?」など、と感じ多頭飼いに対して心配になりませんか?
そこで、私が感じたメリットやデメリット、そして多頭飼いのコツなどを紹介します。
犬を多頭飼いするメリットは?
多頭飼いは飼い主さんにとっても愛犬にとってもいいことがあります。
私も実際1匹の時とは違う楽しさがあります。
では多頭飼いのメリットとは?
多頭飼いのメリット〜愛犬〜
お留守番も寂しくない
多頭飼いのメリットで、1番考えられるのはお留守番です。
人間の兄弟と同じで、一頭で家の中でお留守番をする時よりも気持ちを紛らわせることができます。
お留守番中は寝ていることが多いですが、退屈になったときに遊び相手ができるのは飼い主側としても安心です。
実際、先住犬はお留守番が苦手で家を出ると遠吠えしたりしていましたが、多頭飼いを始めて遠吠えがなくなりました。
愛犬同士で遊ぶ
飼い主さんと遊ぶことの大好きな愛犬ですが、犬同士でも遊ぶことができるようになり、夕飯の準備の時など飼い主さんが忙しいときは愛犬同士で仲良く遊んでいることがあります。
雨の日は散歩に行けないため、家の中で追いかけっこをして遊んでいる事があり、見ていてほほえましいです♪
このように、お散歩に行けない日でも愛犬同士で走ったりおもちゃの取り合いをしたり追いかけっこをしたりして、ストレス発散になるのが多頭飼いのいいところです。
多頭飼いのメリット〜飼い主〜

お留守番も安心
やはり飼い主さん的にも、1匹でお留守番していると寂しがるからと心配ですよね。
ですので、2匹や3匹でお留守番していると「1匹よりは寂しくないから」と、安心して仕事に行く事が来ます。
ただし、愛犬にとって寂しいことには変わりはありません。
気持ちを紛らわす事が出来るだけなので、あまり長時間のお留守番にならないように気をつけてあげてくださいね♪
毎日が楽しい
家族が増えるので思い出も増え、毎日が賑やかです。
1匹の時とは違う愛犬たちの姿を発見することもあります。
例えばお兄ちゃん顔・お姉ちゃん顔して、家族のルールを教える先住犬がいれば、先住犬を見てルールを覚える子もいます。
我が家の場合は、先住犬を見て下の子は【おすわり】を覚えたので、私自身は教えていません。
飼い主さんにとって、愛犬たちの日々の成長を見るのは新鮮で楽しい毎日になります。
多頭飼いは、飼い主さん・愛犬の両方に良い事がたくさんあります。
我が家ではお気に入りの場所を取り合いして、お互いが「あっち行け!」と、トラブルがあってもお散歩の時には立ち止った下の子を、上の子が気にして様子を見たりしている姿を見ると微笑ましくなります。
このように多頭飼いにしかない愛犬の成長を見るのが最大のメリットではないでしょうか?
犬の多頭飼いをするときのコツとは?

「多頭飼いをしている人は、どうやって上手に飼っているのかな?」と疑問に思うことがあります。
実際、皆さん上手にしつけていて愛犬もストレスもなさそうで、楽しそうにしています。
多頭飼いに慣れたと言われればそうかもしれませんが、多頭飼いする上でコツはあるのでしょうか?
結論から言いますと、多頭飼いをする時のコツはあります!
では多頭飼いのコツについて詳しく紹介していきますので、参考にして下さいね♪
飼い主が1番であることを教える
1匹の場合でも、多頭飼いの場合でも、愛犬の中でリーダーは飼い主さんに間違いありません。
常に飼い主さんがリードしていくのが、最もシンプルで有効な多頭飼いをする時にオススメしたいコツです。
ただし愛犬同士が喧嘩を始めても、リーダーである飼い主さんが安易に止めることしないほうがいいです。
なぜなら犬同士の喧嘩は、上下関係を確定するための大切なコミュニケーションだからです。
怪我をしない程度の喧嘩は、そって見守ってあげましょう。

犬を多頭飼いをする時はケージを別々にする
多頭飼いのをする時に、1つの大きなケージにみんなを入れることがありますが、ケージは人で言うと自分の部屋になります。
みんなが同じ部屋にいると、落ち着いて寝たり休憩する場所がなくなってしまいます。
そう考えると、各愛犬に付き各1部屋用意してあげるのが理想です。
また、ケージだけではなく犬用のベッドも各愛犬に1つずつ準備してあげましょう。
そうすると、愛犬も落ち着く場所ができて安心することができるようになります。

犬を多頭飼いする時は先住犬を優先する
多頭飼いをする際に、歳の差で新入りの子を迎えることがあります。
我が家の場合も、先住犬は2歳で新入りさんは3か月と歳の差で迎えました。
歳の差があれば、家族はだいたい新入りの子犬を可愛がって、先住犬がつい後回しになることが多くなります。
そうなると今まで独り占めしていた家族の愛情を新入りさんにとられた気持ちになり、先住犬がストレスを貯めて新入りさんに意地悪をしたり噛んだりすることがあります。
先住犬を優先させるのはトラブル&先住犬のストレス軽減のためです。
先住犬を優先することで新入りさんに飼い主さんがとられていないことを認識させることで、新入りさんを受け入れてくれるようになります。
多頭飼いをするには飼い主さんが先住犬、後住犬両方の気持ちを考えて行動することが大切になってきます。
大変ですが先住犬と後住犬が仲良くしてくれると、飼い主さんも嬉しい気持ちになる事でしょう♪
犬を多頭飼いするときのトイレのしつけ

「愛犬が増えるとトイレのしつけが大変そう…」
結論を言いますと、大変です(;^ω^)
我が家は先住犬がトイレのしつけができていたにも関わらず、急にトイレができなくなりました。
実は、これはよく見られる【多頭飼いあるある】だそうです。
では、どのように多頭飼いでトイレのしつけをしていくのでしょうか?
トイレを1つにする
家のスペースなどの問題から1つしか準備できない場合がありますよね。
そんな時は、1つでも問題はありません。
すでに愛犬の匂いがついているため、後住犬のトイレトレーニングがスムーズに行くことがあるからです。
また、掃除が楽にできるのもトイレを1つにするメリットです。
それに、飼い主さんが昼は仕事などの都合でこまめに掃除をするのが難しい人は、大きいペットシーツに変えることも可能です。
ただし、今までトイレが完璧だった先住犬が粗相をするようになった場合は、飼い主さんが後住犬に気をとられて飼い主さんの気を引いている可能性があります。
そうなると、後住犬もいろんな場所から排泄物のにおいがするため混乱してトイレトレーニングがなかなか上手くできません。
その時には、先住犬を優先してトイレでできたら褒めちぎったりおやつ作戦で、先住犬が上手にできるようにしてくださいね♪
ただし、トイレを1つにした時にデメリットがあります。
それは尿に異常がある場合に、どの子に異常があるのかわからなくなることがあるため、健康管理がしにくくなる点です。
またテリトリーの問題があり先住犬が後住犬との共有を嫌がりトイレを我慢してしまうことがあるので、この場合やトイレの健康管理をしたい場合はトイレを分けてあげることをオススメします。
トイレを分ける
トイレを分ける時に大変なのが、トレーニングです。
先住犬はもともとのところでトイレをすることが多いですが、後住犬はトイレが様々なところにあると思って両方を使ってしまうことがあります。
この場合、後住犬のトレーニングをしっかり行うことが必要です。
ただ「あなたのトイレはこっち」というのを覚えさせる必要があるので、トイレトレーニングが大変になってきます。
しかし、トイレを分けるメリットとして、尿に異常がある場合、どの子が異常があるかすぐにわかるので愛犬たちの健康管理がしやすくなります。
また、先住犬のテリトリーが荒らされることもないので先住犬が気分を悪くすることもありません。
デメリットとしてはトイレの数が増えるほど掃除も大変になりますし、ペットシーツを使う数も増えるので出費は多くなります。
このようにそれぞれにメリットやデメリットはありますが、後住犬のトレーニングは先住犬を見て真似をして同じところですること、排泄物のにおいがついていることから1つにすると飼い主さん側としては楽になります。
ただし、先住犬が嫌がるのであればトイレを2つ用意してあげるのが無難です。
この時に注意する事は、トイレを早く準備してあげることです。
先住犬のストレスももちろんですが、後住犬もトイレの場所を覚えてしまった後にまた場所が変わってしまうと混乱してしまうからです。
多頭飼いのトイレトレーニングは大変ですが、家のスペースやその時の状況に応じて愛犬たちの様子を見ながら教えていきましょう。
犬を多頭飼いする時のおすすめのケージは?

「多頭飼いを始める時に、ケージの準備はどうしよう?」
など、悩んでしまいますね(;^ω^)
どうすれば良いのか?その結論は、1匹に付き1つのケージを与えるのが理想です。
その理由は、ゲージは愛犬にとって安心できる部屋だからです。
愛犬にはそれぞれプライベートルームを準備してあげ、ゆっくり過ごせる場所を作ってあげましょう。
しかし、家のスペースや配置などを考えないと、リビングがケージだらけになってしまいます(;^ω^)
では、どの様なケージがオススメなのでしょうか?
実は、今では多頭飼い用のケージがいろいろ販売されています。
2階建ての多頭飼い用のケージ、横に連結できるケージ、仕切りができるケージなど様々です。
2階建てのゲージは連結タイプと比べて省スペースで部屋が狭くなる心配がありません。
また、横に並べると気になって嫌がる愛犬には、2階建てケージなら横が気になることもないので安心することができます。
逆に「横に誰かがいないと不安」という愛犬には、連結タイプや仕切りタイプがおススメです。
また、連結タイプや仕切りタイプはもし家族が増えた時には便利です。
このように愛犬の状況や部屋のスペースを考えながら最善の策を考えてあげてください。
犬の多頭飼いを始めたけど仲良くならない!

多頭飼いを始めたけどなかなか仲良くならないと、見ていて不安になってしまいますよね(;^ω^)
「どうして仲良くしてくれないの?」
「いつ仲良くなるの?」
など、飼い主さんの悩みは尽きません(;^_^A
そこで仲良くさせるために大切なポイント3つを紹介します。
先住犬を優先する

後住犬が子犬の場合は、子犬を可愛がり新しく迎えた子犬を優先にすることはありませんか?
このような状況になると、今まで飼い主さんの寵愛を独占してきた先住犬にとって後住犬は煩わしい存在です。
そして自由気ままに過ごしてきた時間を壊されてしまうのですから、ストレスも溜まってきます。
そんな状況の先住犬より、後住犬を優先するとどうなるでしょうか?
先住犬はヤキモチやストレスから後住犬にちょっかいを出すなど、問題行動を起こしたりすることがあります。
また、場合によっては体調不良になる子もいます。
この様にならない為にも、後住犬より先住犬を優先してあげましょう。
具体的にはご飯やおやつは先住犬から与えることや褒める時や撫でる時は先住犬からといったことです。
そうすることで、先住犬も少しずつ後住犬を受け入れてくれるようになります。
徐々に慣らしていく
私たちもそうですが、急に家族が増えるとどうしたらいいかわからなくなりますよね。
先住犬も気持ちは同じです。
急に家族が増えても、どうしたらいいかわかりません。
その上、どこの誰かもわからない犬なので警戒もします。
そんな状況で急に「仲良くしなさい!」と言われても混乱してしまいます。
ですので、時間をかけて少しずつ慣らしていってあげてください。
最初はケージ越しから様子を見てみましょう。
大丈夫そうならご対面して挨拶。
次に少しの時間だけ一緒に遊んでみる。
この様に、2匹の様子を見ながら少しずつ距離を縮めてあげましょう。
犬同士楽しい時間を作る
「先住犬を優先する」と言っても、後住犬を後回しにし過ぎるのはよくありません。
1番の理想は、先住犬・後住犬・家族みんなが楽しい時間を共有することです。
家族みんなが楽しそうにすれば、愛犬たちも楽しそうにしてくれます。
先住犬、後住犬みんなで遊んでみんなが楽しく過ごすし「みんなと遊ぶのは楽しい!」と、教えてあげて下さいね♪
普段の日常生活で、一緒に遊んだり散歩をしたり楽しい思い出を作ってみましょう(^^)
我が家も最初は仲良くしてくれませんでした。
しかし先住犬を優先すると、少しずつ仲良くなり始めて今では追いかけっこをしたりしています。
最初は仲良くなくても先住犬のペースに合わせて諦めず気長に待ってあげると、相性が悪くない限り自然と仲良くなりますので、見守ってあげて下さいね♪
まとめ

多頭飼いは始めるまでは不安もたくさんあり、始めると見るより大変なことはたくさんあります。
しかし先住犬を優先しながら後住犬の様子を見てあげること。
そしてその中のリーダーである飼い主さんが常にリードしていくことで多頭飼いもスムーズになり、先住犬も後住犬も快適な生活ができるようになっていきます。
多頭飼いのコツを掴むことで愛犬も飼い主さんも楽しい日々を送っていけるようになりますよ!
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